
ボートに乗ってカリブ海へ。海賊たちが暴れ回るスリリングなシーンが展開。
17世紀〜18世紀ごろカリブ海を支配していた海賊の世界が再現されています。
このアトラクションの魅力は、生きているように動くオーディオアニマトロニクスがすごく、ディズニー流の物量作戦アトラクション。見所がたくさんあって、何度行っても新しい発見をさせてくれるアトラクションです。

カリブの海賊のモデルとなった実在の2人の人物がいます。
まず、19世紀初頭のニューオーリンズ近海で海賊をしていたフランス人のジャン・ラフィート。彼は1812年の米英戦争の時に米に協力し、免罪されました。しかし、その後に米船を再び襲撃したため、追われる身となり消息を絶ちました。
もう1人が、17世紀に大西洋で悪名高く、黒ひげの異名をもつエドワード・ティーチ。生涯14人も妻を変えたと伝えられています。
この2人の生涯をもとに財宝、砲撃、略奪、牢屋などのシーンが展開します。

ボートの名前
乗るボートに注目。全て違う名前が付いています。しかも、女性の名前。これは海賊の掟。
航海の無事を祈り、それぞれの彼女の名前をつけるのが習わしだそうです。Anne Cecile Emma Michelleなど43隻すべて違う名前。
ラフィートに会える?
混雑時はジャン・ラフィート(カリブで一番有名な海賊)の肖像画を見ることができます。(空いているときはこの肖像画のある部屋を通りません。)また、のりばは夜の入り江。岸辺にはレストラン(ブルーバイユー)があります。この入り江の名前はラフィートに敬意を表して、ラフィートの入り江と名付けられています。
海賊のセリフがすごい。
いっけん騒音のような海賊たちのセリフ。いろいろな事を言っていって1回では聞き取れない。(英語ですが、英語を理解できる人にも全てを一回で聞き取ることは無理)実はこれは何度でも楽しめるようにと計算された演出。

このアトラクションはウオルトディズニー自身考案したアトラクションですが、公開は没後となったため、遺作ともいえるアトラクションです。米国カリフォルニアのディズニーランドにできた当初は、開発費17億ドルで、所要時間17分で見せたので、1分100万ドルのアトラクションと呼ばれていました。
東京のものも、開園当初の総投資額の約10分の1をこのアトラクションに費やされたほどコストのかかったアトラクションであり、細部にわたってよくできた傑作です。特に、出口のスロープの壁の水の濡れ具合を表現した内装は芸術的。
さて、このアトラクションは他の夢のあるものと大きくことなり、ドクロ、大砲、酒、拷問というある種ディズニーのイメージとは正反対のストーリーとなっています。これは晩年のウォルトの苦悩が自然に現れたという説もあります。最後は業火に焼かれ罪を浄化するというストーリー展開はアメリカ人の宗教的な感覚かもしれません。
ボートの数:43隻
登場する動物や人間などの数:約130体
オープン:1983年4月
提供:キリンビール
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